都心のまち情報(番町/麹町・bancyo/kojimachi)

千代田区番町は一番町から六番町まであり江戸の時代から今も、要人の街として静かに時を刻んでいる山手の代表的な高級住宅地です。一方の麹町は今の新宿通りを囲むように1丁目から6丁目まであり、古くから江戸の有力な商人たちのお店が軒を連ねていた活気のある界隈です。麹町の現在はオフィス街となっています。両町名とも皇居のお堀・外堀と内堀の間に位置し、各国大使館が多い街です。

名前の由来

遡ること400年以上、徳川家康の時代に、家康が「江戸城を攻めてこられたら(周りに海も川もないし)逃げ場ないじゃん。」と直属の家臣(旗本)達を住まわせ、大番組という名の元に警備をさせました。この大番組が一番組から六番組まであった事から番町の地名の由来となっています。

そして麹町の由来は、①入り組んだ小路が多かった ②幕府に麹を納めていた麹屋三四郎さんが一丁目の端っこに住んでいたからなどの説があるなかで最も有力なのが ③国府(各地の役所)⇄江戸を往来する道(国府路・こうじ)の呼び名から麹町となったという説です。

由緒正しいエリアなのですね。

街の見どころ

高級住宅地ゆえ、特筆すべきスポットはありませんが私立の有名校やセブンイレブンの本社、日本テレビの麹町スタジオなどがあります。街並みはとても綺麗です。

あとは各国大使館が多く、特筆すべきは英国大使館でしょうか。「え?私、どこかの外国に来たの?」一瞬思ってしまうほど別世界的な雰囲気を(塀の外からですが)味わうことができます。英国以外の国としては、ルクセンブルグ、ローマ法皇庁、バチカン、パラグアイ、ポルトガル、アイルランド、南アフリカ、イスラエル、ベルギーなどが大使館を構えています。

駐日英国大使館

麹町界隈の街並みです。歩いているとビルマンションビルマンションビルビルマンション、ときおり豪邸が登場するイメージです。

番町/麹町のお買い物事情

この界隈の東側はもう皇居になってしまいますので、お買い物するお店は皆無ですが、麹町のある新宿通り沿いに成城石井などのスーパーやココスナカムラ、そして番町にはマルエツプチが。あとは市ヶ谷の駅の方に行くと大きいマルエツやリンコス、ピアゴがあり、どこも貴重な買い物場として重宝されています。基本、宅配ですね。

番町/麹町の治安は・・・

極めて治安の良いエリアとなっています。警視庁のとある月の犯罪発生件数を確認しても、数件(数件!)、というところです。自転車泥棒など。また、このエリアもイベント事や各国の要人の来日の際には、パトロールの警官がグッと増えますので住民の方々は安心して暮らされていると思います。

まとめ

歴史と共に歩んできた由緒正しいアドレスの価値は今後も下落する事なく、むしろ上がって行く事でしょう。所有する、賃貸ですまう、ビジネスを営む。何をしてもステイタスの高さは別格のエリアです。