2011年の話です。
この旅日記は、いしかわが東京都心で店舗を営んでいた2011年の出来事を綴っています。
今回我々はラスベガスへ見本市の視察に行ってきました。イベントもさることながら、海を越えるといろんな違いに気づかされて本当に楽しいですね。帰りはロスに寄って帰ってきました。メンバーは、いしかわ夫、いしかわ、子いしかわ(9歳) の計三人。 ・・・おっと、これは視察ではなく家族旅行ですね。
では、楽しみにしていたアメリカへのフライト、まずは成田空港へ向かいます。
成田→ラスベガス(14/9/2011)
前日まで普通にお店を営業していたのでほとんど準備が出来ておらず、とりあえず、パスポートと会場のチケット、クレジットカードとわずかな両替金と着替えとカメラ。これだけ持って飛行機に乗ったようなイメージです。
遠くへ行くんだからもっといろいろ準備して旅行気分を楽しみたい所ですが、旅慣れてないのでそんな事したら無駄に荷物が増える一方だったかもしれません。何事も、いいように考えないと。
今回 私たちが乗るのはユナイテッド航空。ANA経由で予約したので日本人の乗務員さんもちゃんと乗ってましたが、機内食の時にビール頼んだら英語オンリーの乗務員さんで「キディ・・・?」「キディ・・・?」って何回も聞かれて困りました。隣の親切なお姉さんに頼んで英語で聞いてもらったら「ビールはキリンにしますか」って言ってたみたいです。私は「なぜビールを頼んでキティちゃんが・・・」って呆然としていたので隣の親切なお姉さんの存在は本当にありがたかったです。まずはサンフランシスコまで9時間。そこから国内線に乗り換えてラスベガスまで1.5時間。到着が楽しみです。
サンフランシスコでトランジット。
無事にサンフランシスコへ到着。まずは入国審査。アメリカは国を出るのはノーチェックだけど入る時はしっかりチェックするのだとか。長い時間かかってる人もいたけど我々は特に問題も無く、無事にクリア。良かったです。
何事もすんなり進むので時間が余ってしまいました。なんと次のフライトまで3時間もある事が発覚。ここはひとつ、サンフランシスコ観光でも・・と一瞬思ったけど、やめました。大人だけで来てたらいろいろチャレンジして見たかったけれども子供つれてるので無理はしない事にしました。空港に帰ってこれなかったら大変なのでとりあえず空港のロビーで待機。
ショップ眺めたりご飯食べたりいろいろしたけど時間がどうしても余ります。サンフランシスコは朝の10時くらいですが日本時間だと夜中の2時3時に相当するので・・・・眠い。とにかく眠い。置き引きも怖いのでうたた寝もできず、結局、薄い目でかろうじて起きてる我々なのでした。時差ぼけ、つらいですね。
さて、何だかんだでようやく国内線に乗り、やっとラスベガス(マッカラン空港)に到着しました。荷物を受け取りにbaggage claim(バゲッジ・クレーム)の文字を追って歩くと、どうしても電車めいた乗り物に我々を乗せようとすします。
なんだろ?これ?と思ってしばらく様子を見ているとみんなこの電車に乗るみたいなので我々もひとまず乗車。荷物を受け取れずに外に出ちゃうの?と心配でしたがなんの事は無い、飛行機の降り口と荷物受け取り&出口をつなぐ電車だったみたいです。引き続き、baggage claimの文字を追い、やっと見つけた!我々の荷物。
「ようこそ、ラスベガスへ」 って、書いてたので記念にパチリ写真撮りました。
・・・・・うんうん、ようやく来たよ。ありがとう
ようやくラスベガス。
荷物も落ち着いたので改めて周りを見回すと、さすがはカジノの本場。スロットなどのゲームが空港にあるのはもちろんだけど、とにかく空港の照明が明るい!室内だけどネオン街って感じでしょうか。2011年当時は震災の影響で節電ムード一色だった東京からラスベガスに来ると「節電って何?」って思わず言いたくなってしまうくらいの明るさ。豊かなんですねー。 違う国にいる事を改めて実感。
ラスベガスの街についてまずはホテルにチェックインしました。ウィン・ラスベガスホテルの28Fです。
ここに来るまでに、タクシーの運転士さんが鬼のような速度で爆走してえらい怖かったのが印象的でした。例えるならば、首都高速で前の車との距離がナンバーでっかく見えるくらい近いのに100km/hくらいのスピードで順行してしまう感じ?(私あれキライなんです)。タクシー自体がボロいからエンジンの回転数が上がると異様にうるさい。それが更に恐怖を生むと言う・・・ま、生きてるし。何事も無かったし。運転士さんももけっこうしゃべるだけでいい人だったし。よき思い出と言う事にします。
初めてのラスベガスの街はベージュ+空色+立派なホテル群・・・な印象。あと、空気が乾燥してます。ストリップと言うにぎやかな通りの最後の方なのでしょうか?我々のホテルは。想像してるビガーっとしたラスベガスで無く、落ち着いたリゾート地と言う感じです。
ホテルの中はさすがにビガーっとしてました。照明ギラギラ音楽ガンガン。すれ違う人は皆セレブー・・・って感じの人か、ふてぶてしい人ばっかりのイメージです。
明日はホテルの隣のサンズエキスポコンベンションセンターに見本市を見に行きます。
お夕飯・アーケード・カジノ。
まずはお夕飯を食べないと。
お夕飯はお部屋で食べようという事になり、ルームサービスを頼みました。肉とかサラダとかいろいろ頼んだけどどれも一般的な大きさだね。アメリカって言うとなんでも大きいイメージあるけどココはホテルだからかね?
お腹がすいた娘が待ちきれずにお料理をきり始めてました。お料理と言っても切ってるのは大きな大きなポテトです。ポテトは、確かに大きかった。ルームサービスなんでホテルのボーイさんが うやうやしく持ってきてくれます。宅配ピザみたいにガーッとお届けもの置いて「バーイ」って帰るのではなく、ちゃんとテーブルセッティングしてくれました(当たり前ですね)。
セットの間中ずっとしゃべってて、「どこから来たんだ」「あー、東京知ってるよ」「フジヤマー、ゲイシャー、テンプーラ、」「楽しんでね」など言ってたのだと思います。チップを渡しなれてない我々が大量のチップを渡すとボーイさんのテンションは更に上がったような気がします。この旅行中はチップを渡す場面が多々ありましたが我が家ではいしかわ夫がチップを渡す係。タイミングとか、金額とか、いろいろ彼なりに学んだようで旅の終わりには立派な消費者に成長してました。
その次はウィン・ラスベガスホテルのアーケードに行きました。ここのホテルは少々大人向き過ぎて小学三年生の子いしかわは、ちょっとつまらなかった模様。ただ、豪華は豪華なので「キレイだねえ」「素敵だねえ」を連発してました。
中はこんな感じ(http://www.ne.jp/asahi/lasvegas/lasvegas/hotel/wynn/wynn.html )
いろんなホテルのいいところがこのウィンラスベガスホテルに凝縮されているようです。そうだったんだ。チェックイン時、最初はスルーされてどうしてやろうかと思った受付のお姉様ですが、彼女なりに子連れなので気を利かせたのでしょう、広い部屋にアップグレードしてもらいました。上記のリンク先にリビングみたいなスペースが追加されたお部屋。高級感たっぷりで広くて、立派でした。
私の背丈より大きいアイロン台があったり洗面台が並んで二つあったり洗面台にTVがついてたり着いた早々の「お部屋探検」の際には娘と二人で「おおお~」の連続でした。着いた日の夕方から数えてわずか2泊の滞在でしたのでもうちょっとゆっくりしていたかった気分が半分、次のロサンゼルスに早く行きたい気持ちが半分。我々は庶民派なのでしょう、ギラギラしたラスベガスより、次に滞在したサンタモニカの方が人々も、街も、雰囲気もどこかまったりとしていて好みでしたから。
カジノものぞいてみました。どの時間も、大人たちで大賑わいです。外出でホテルを出る時は必ず1Fのカジノのあたりを通りますが、朝10時くらいだとまだまだ酔っ払い率が高い。おおかたの酔っ払い達はすでに引き払った時刻ですが、この出現率からすると夜はどんな騒ぎだったのか見当も付きません。
カジノは21歳以上でないと遊べないのですが、子供置いて大人だけが繰り出すわけにも行かず・・・という事で今回はカジノはお預けです。とりあえず中をぐるっと見た程度で初カジノは終了です。
外に出るとアメリカらしい景色が広がっています。何気なく立ち止まってる人も絵になります。
ホテルの隣にある大きなショッピングモールにも行ってみました。この日は見本市の見学で散々歩き回った後で「お腹がすいた!」という事で、モールのフードコートで焼肉ドックみたいなものを食べました。大きな鉄板で細かく切った牛肉とキノコをジュージューと焼いてロールパンではさんだだけのシンプルなものでしたがすごくおいしかったです。
喉が渇いたので近くのお土産屋さんでビール買おうとしたらレジで「パスポート見せてください」旨、言われました。何か違う言い方してたから「???」と私がびっくりしてると、いしかわ夫が「パスポートの事だよ」って教えてくれました。ああ、パスポートですか、ハイハイ。・・・で、滞りなく買い物完了です。
アメリカはお酒売るのに年齢確認が厳しいのですね。私、そんなに若く見えたかしら。
ラスベガスは今日まで。明日は昼の飛行機でロサンゼルスへ向かいます。わずかな滞在でしたが景色もたくさん見たし、豪華な大人たちたくさん見たし、おいしいものもそこそこ食べたし、満足です。
次はカジノにぜひトライしてみたいです。